
逆に、ムシ歯で痛くて眠れない、食事ができない、イライラするなどの症状が続けば胎教にもよくありません。
妊娠中はホルモンバランスが変化するため、ムシ歯や歯ぐきの腫れが進行しやすくなります。
出産後まで待って症状がひどくなる前に、安定期での治療をお勧めします。
お口だけではなく心身ともに健康で過ごしていただくため、
ご自身の歯を「残す・守る・痛くない」治療で安心して通院していただける歯科医院を目指します。
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お薬を使用しないことによりママやおなかの赤ちゃんに悪い影響を与える可能性がある場合に限り、妊娠中に使用しても影響が少ないお薬を必要最低限処方します。
妊娠時にはエストロゲンと呼ばれるホルモンの分泌量が増加し、つわりによって口内の衛生状態が低下することが原因で、歯肉に炎症が起きやすくなります。そのほか、プロゲステロンというホルモンは炎症の元であるプロスタグランジンを刺激します。腫れがひどくなると、出血を伴います。歯肉炎は妊娠初期からみられ、妊娠中期頃に最も多く発現します。妊婦さんの約半数以上がなると言われますが、毎日のケアでそのほとんどが改善できます。出産後、ホルモンバランスが落ち着くことで症状は改善しますが、放っておくと歯周病へと進行してしまう可能性もありますので注意が必要です。
重度の歯周病になると、歯周組織で起こった炎症により血液を通して炎症物質が徐々に全身に広がります。体内で炎症性の物質がつくられると、子宮収縮物質(プロスタグランジンE2)の生成が促進、子宮収縮と子宮頚部の拡張を引き起こして早産になると言われています。
そのリスクは実に7倍にものぼるといわれ、タバコやアルコール、高齢出産などよりもはるかに高い数字なのです。歯周病は治療可能なだけでなく、予防も十分可能な疾患です。生まれてくる元気な赤ちゃんのために、確実な歯周病予防を行いましょう。
早産とは妊娠22週~37週未満の出産のことで、28週未満の出産は超早産といわれます。
早産は出産全体の5%を占めており、この比率は医学が進歩し、食生活が変わった今と昔を比較しても、ほとんど変わっていません。
2500g未満で出生した赤ちゃんを低出生体重児といいますが、早産で生まれた赤ちゃんのほとんどは低出生体重児(低体重児)です。早産児は成長が未発達なことによる疾病リスクや、将来的に特定の疾病リスクが高いことが分かっています。
この「妊娠する前からのケア」=「健康に妊娠しよう」という考えをプレコンセプションケアといいます。
アメリカ疾病管理予防センター(CDC)や世界保健機関(WHO)でもプレコンセプションケアを提唱しています。
特に前述の通り、早産と歯周病には深い関係があることがわかっており、歯周病に罹患している人は罹患していない人に比べ、7倍もの早産、低体重児出産のリスクがあるとのデータが出ています。
年齢(高齢出産)やアルコールの摂取等と比較しても歯周病は早期低体重児出産のリスクが高く、妊娠前からしっかりと歯周病の治療を行うことが必要だといえます。
これは妊娠を望む女性だけでなく、パートナーの男性にも必要です。
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