東白楽ハシビロ歯科クリニック｜横浜市の「笑顔で通える歯医者さん」痛くない、マイクロスコープを使用しなるべく削らない治療

ラバーダム防湿の利点

唾液の侵入を防ぐため

お口の中にはみなさまが思っている以上に多くの細菌が存在しています。細菌が含まれた唾液が治療部位に触れると新たに感染を広げたり、再感染の原因になったりする可能性があります。

ラバーダム防湿をすることで、唾液が治療部位に侵入するのを防ぎ、治療の成功率を高めます。

器具の誤飲を防ぐため

歯科治療は、さまざまな細かい器具を使用します。

そのような器具は誤ってお口の中に落ちてしまうと誤飲の危険性があります。ラバーダム防湿をすると、万が一器具が落ちてもシート上で受け止められるので誤飲を防ぐことができます。

お口の中の粘膜を保護するため

根管治療では様々な薬剤を使用します。その中には刺激が強く誤って粘膜に触れると傷つけてしてしまうものもあります。ラバーダム防湿をすると頬や舌、唇などを隔離できるので、薬剤が粘膜に触れるのを防止してくれます。

乾燥した状態で治療するため

詰め物や被せ物を装着する際は、歯を十分に乾燥させ、その中で接着させる必要があります。

呼気などで歯が湿った状態で装着すると、接着力が十分に働かずすぐに詰め物や被せ物外れてしまいます。ラバーダムを使用することによって防湿ができるため、詰め物や被せ物を装着する際にも非常に有効です。

ラバーダムを使用した治療

根管治療

根管治療とは「根管」という歯の内部にある管に対する治療のことをいいます。

歯根には、「歯髄（しずい）」という神経が通っています。しかし虫歯などで歯髄が細菌感染を起こすと痛みや腫れが出ますので、歯髄が入っていた管を綺麗に掃除して、消毒をして薬を満たし除菌する必要があります。
根管治療で、慎重に行わなければならないのは、この抜髄の後の、清掃・消毒です。ここでしっかり感染源を除去しておかなければ、再感染のリスクがあるからです。そこで、治療途中に最も感染しやすい唾液からの感染を防ぐのがこのラバーダム防湿というわけです。

つまり、ラバーダム防湿を行うことで、細菌感染を防止することができるため、根管治療の成功率が上がり、再発のリスクも減ります。

詰め物・被せ物の治療

今歯科のほとんどの接着で使用されているのがレジン系の接着剤です。レジンは接着の際にも水分と汚染は禁物です。
口腔内の水分コントロールをしないまま接着すると、経年的な劣化が早くなり、歯とレジンの境目が茶色く着色してきたり、境目のところから汚染が進み、虫歯になったりするリスクが格段に上がります。
​そうならないためにも、ラバーダムで隔離することでより強固に歯と接着剤が作用します。